2011年8月 9日 (火)

ダニーロ

縁があったのか、親しく接してもらいました。


2007シーズンに『元サンパウロFCの10番』という肩書きで入団。

来日前に不調に陥り、そのタイミングで来日。

期待が大きかっただけに、シーズン序盤でのチームの不振から、バッシングもありました。


2005シーズンのリベルタドーレス杯では、MVP的な活躍をみせていただけに、本人もそのパフォーマンスには満足はできなかったでしょう。


シーズン途中からはベンチを暖める機会も増えていました。


ある日、鹿嶋市内のブラジル料理店『BERIMBAU』でばったりダニーロに会いました。

奇跡の大逆転優勝を決めた直後でした。


何となく、来期(2008シーズン)が気になったので、聞きづらいことを聞いてみました。


『来年もアントラーズに残るんだよね?』


『残るよ。契約はもう一年あるから。』


即答だったので安心しましたが、やはり僕は当時のダニーロを擁護したかったので、横浜フリューゲルスに在籍していたセーザル・サンパイオ(セザールという表記でしたが、実際はセーザルのほうが発音に近いので)、ズィーニョ(ジーニョ。これも発音が近い・笑)、達を例に出して、


『あのセレソンで活躍したズィーニョやセーザル・サンパイオも日本で活躍したのは2年目からだから…』


と言うと、


『サッカーはいつもそんなもんさ…』


と、ダニーロは一切言い訳をしなかったんです。

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そのときの写真。


だから、天皇杯決勝のロスタイムのスーパーゴールが突き刺さったとき、国立のスタンドで泣きました。


そして2008シーズンの活躍がありました。

記録ではなく、記憶に残る選手といったほうがわかりやすいですかね。

2008シーズン終了直後、ダニーロに会うと、ダニーロは笑顔で、

『サンパウロFCも優勝したみたいだよ!母が電話してきてくれたんだ…』

と僕に言いました。


昨年話した契約の話を覚えていたので、

『来年もアントラーズでプレーするんだよね?』

と聞くと、さすがにダニーロは微笑むだけでした。


サンパウロFCからのオファーがあったことは事実だったらしく、今思えば迷っていたんでしょうね。


しかし

2009シーズンも鹿島アントラーズに11番を背負ったダニーロの姿がありました。

本当に嬉しかったですね。



2009シーズンはACLで負った負傷が長引きましたが、復帰した直後にスキンヘッドで登場したり、リーグ連覇がかかった終盤のG大阪戦でのとどめを刺したヘディングシュートなど…サポーターは彼の功績を忘れないでしょう。


そして2009シーズン限りでの契約満了が発表された直後、ダニーロとBERIMBAUで会うことができました。


その時のBERIMBAUの女性の方との会話の中で、


『寂しいわね…もう少し日本に残ってよ』

と声をかけられたダニーロは、


『本当は2年契約だったけど、もう1年日本でプレーでできたんだ…だから良かった』


とつぶやきました。

BERIMBAUの女性の方は、

『じゃあ、もう1年だけ・笑』

と応えると、ダニーロは笑っていました。


成田空港に見送りに行ったときは、本当に寂しかったですね。

当日のスケジュールの関係で、空港への到着がギリギリになり、今まさにダニーロがゲートに入るというタイミングで滑り込んだのを強烈に覚えています。


自然と涙が出ました。


震災の直後もTwitterで日本に向けて心配するツイートをしてくれたり、本当に彼の人柄は素晴らしかったと思います。


現在もコリンチャンスでプレーするダニーロ。

いつかまた会いたいですね。

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2011年8月 4日 (木)

タルタ

最近の成績や内容からすると批判的なことばっかり書きそうだから、フルミネンセからレンタル移籍で獲得したタルタに関して。

youtubeの映像とかから見る限り、左利きのアタッカーだね。

http://www.youtube.com/watch?v=hk8F9rddWbI

http://www.youtube.com/watch?v=53MSuRP3itI&feature=related

ポジション的にも2列目のチャンスメーカーっていうイメージがしっくりくる。

最近の他のクラブは、鹿島をリスペクトしてリトリートしてブロックを形成し、どちらかと言えば主導権は握らせてくれるケースが多い。1-4で大敗したG大阪戦も前半から2失点目までは、主導権は鹿島が握っていたし(もちろん、2失点目以降はお粗末だったけどね…)。

増田誓志と小笠原のドイスヴォランチになってから、どちらかといえば中盤でボールを支配できる時にはアグレッシブに試合をコントロールできるようになったと思う。もちろんそれが、自分たちのバイタルエリアを空けてしまい、岩政の1対1での対応の拙さが目立ってしまうのは問題かもしれないけど、ボールを失わないでいる時間が長ければそんな心配も無くなってくるから、そのストロングポイントを活かしたい。

そうすると、相手に引かれたところにどうするか?がポイントになる。

田代の高さを活かす上で、野沢の選択肢はクロスである場合が多いけれど、タルタが加入すれば、引かれてスペースのないところをこじ開けるという選択肢ができてくる。

フェリッピもいい選手だし、テクニックも持っているんだけど、どうも日本のサッカーのDFの傾向が相手だと、ゴールに直結するような局面打開に繋がりにくいんだよね。

フェリッピのドリブルとかフェイントに対して、日本人はファウルで止める場面が多いでしょ?それが意外とゴールから遠い。

要するに比較的スペースがあるところでボールをまたいだりするフェイントが多いから、相手が対応できずにファウルになると、まだゴールから遠いんだよね。要するに怖さに繋がっていない。

ブラジルのサッカーは比較的ルーズというか、守備に関してはゴール前でもスペースを意外と与える。だからブラジルでフェリッピみたいなタイプがプレーすると、エリア付近、あるいはエリア内に侵入できる機会も多い。でも、日本はそのスペースをきっちり消してくるからね。

それでタルタの持ってるテクニック、アタック能力が活きてくれば?って思う。いや、活きると思う。

2008シーズンに在籍したマルシーニョの件があるから、能力の高い選手でも短い期間で結果を出すのは非常に難しいんだけど、期待したいよね。

最後に指摘するとすれば…

選手層から考えたら、本当はCBを補強するべきだったと思うし、アタッカーではなくストライカータイプのFWを獲得するべきだったと思うな。

今期は開幕前の補強が裏目に出たのは間違いないんだし。

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2011年6月16日 (木)

マンネリ化

勝てない。いや、なるべくしてなったと思っている。

一部のサポーターからもトニーニョ・セレーゾ政権の末期の悲惨さの再来か?と危惧する人がいるけれど、まさしくその可能性が高い。

オズワルド・オリヴェイラ監督。

友人のコリンチアーノ(コリンチャンスのサポーター)のブラジル人にその名前を出すと、今でもブラジル開催だった第1回クラブW杯に開催地枠で出場して優勝したときの思い出を語りだす上で、オリヴェイラ監督は欠かせない。

実際、フィジカルコーチからの昇格で続投し、クラブW杯に優勝、世界一になったのだから、その手腕に疑いの余地はない。

しかし、オリヴェイラ監督をそのコリンチアーノ達が解任に追いやったのはあまり知られていない。

成績不振や選手起用に関してサポーターが解任を訴え、フロントが動いたのだ。

それでもコリンチアーノ達はオリヴェイラを素晴らしい監督だと認めているわけ。

トニーニョ・セレーゾは就任直後の3冠獲得のインパクトが強かったのか、長期政権に繋がった。しかしトニーニョ・セレーゾ政権の末期は、選手育成なのか?タイトルを本気で獲りに行くのか?中途半端な結果となってしまい、世代交代を含めてチームを長期的に改革しようとしたパウロ・アウトゥオリ監督は、強化部との意見の違いから1年でチームを去った。

そんな苦しい状況のクラブに一年で2つのタイトルをもたらしたのがオズワルド・オリヴェイラ監督だった。

モチベートの高揚のためのエピソードを含め、その手腕に疑いの余地はない。しかし、さすがにどんなに良い監督でも複数年任せ続けるとマンネリ化を生んでしまうのは、トニーニョ・セレーゾ政権で学んだことではなかったのか?

残念ながら、2010シーズンの後半あたりから、大きくチームの力が落ちた気がする。

名古屋の強さが目立ったこともあるけれど、やはり引き分けが多いということは優勝を争えるチームではなかったということになる。実際、2008、2009シーズンは終盤に勝ちきる試合があったからリーグ優勝ができたけど、2010シーズンにその試合展開はなかった。戦術というよりも、大事な試合でモチベートの高揚で乗り越えようとするスタイルのオリヴェイラ監督は、研究されてリトリート(引いてスペースを消される)されてしまった場合に、それを打開する策を持っていなかったんじゃないか?と思う。

セットプレーでゴールが奪えるときはいいけれど、やはり90分間の中ではボールがピッチ上で動いている時間でゴールが奪いに行くことが大事だと思っている。どちらかといえばそのゴールを奪いに行くからこそ得られるセットプレーだと思うし。

2008年のACLでアデレード・ユナイテッドに敗れた時にホームでの第1戦で引ききった相手に対してオリヴェイラ監督は3トップという選択肢を持ってきたけれど、長身選手を揃えたアデレード・ユナイテッドのDF陣に対してクロスを跳ね返され続けて、結局崩せずにドローに持ち込まれた。その時に、『それしか策がないのかよ?』と思ったことがある。

昨シーズンの横浜FM戦でマルキーニョス欠場で棚ぼた的に興梠のワントップに本山のシャドー、トップ下という策や、天皇杯で大迫の左MFという策が出てきたけれど、それほど効果的に引かれた相手を崩しきるには至っていない。また、今シーズン開幕戦の大宮戦で、3-4-3にも終盤トライしてオウンゴールを誘ったけれど、これもその後使われた試合はなかった。

オリヴェイラ監督は良い指導者である。

4シーズン続けてタイトルを獲ったことも評価できる。

しかし、ACLは4回挑戦して届かなかった。そして、震災の影響もあるだろうが、チームのコンディションが崩れている以上、何らかのアクションを起こさなくてはならないだろう。

個人的には、昨シーズンに3回目の挑戦でACLを獲れなかったことと、リーグで4位に沈んだことで、契約満了で天皇杯優勝を花道にするのが一番良かったと思っている。

感謝の気持ちを表すには…優勝して送り出すのが一番だと思うし。

問題は、その長期政権からのマンネリ化を繰り返した強化部の責任ではないのか?

それだけでなく、マルキーニョスの後釜として期待されたカルロンが完全に期待外れだったことをはじめ、選手の獲得も大きく動いた割には裏目に出ている。

西の獲得が唯一の救いか?レンタルバックの田代と増田はあくまで元々在籍していた選手であるし。

鹿島アントラーズは常勝が求められているチームでだと思っている。

だからこそ、『これでいい』と満足した時点で足元をすくわれる。実際、今シーズン以前にそういった傾向があったにもかかわらず、監督交代という選択ができなかった責任は大きい。

たぶん今までの傾向からしたら、このままオリヴェイラ監督がシーズン最後まで指揮を執るんだろうけど…そのときにタイトル、少なくともリーグのタイトルを獲れなければ、間違いなく何らかの責任を強化部に取ってもらわなくてはならないのではないだろうか?

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2011年5月22日 (日)

鹿島アントラーズというクラブ

今期のリーグ戦で敗れた試合、横浜FM戦、川崎戦共に不甲斐ない試合内容だったのは、皆様も一緒だと思う。

そして昨日の浦和戦。

本当にテレビで見ていても、怒りが止まらなかったし、今でも思い出すと腹が立つ。

相手があっての試合とはいえ、前半と後半開始直後の流れからすれば、ゴールを更に奪うことも可能だったはず。3点目が決まれば、息の根を止めることに成功していたでしょう。

ところが、結果は2対2のドロー。

試合終了後のオリヴェイラ監督のインタビューを聞いて、耳を疑った。

『最悪の審判』

いやいや、審判が仮に悪かったとしても、あの内容だったら勝たなくては駄目だ。

いや、鹿島アントラーズというチームは、どんなに内容が悪くても勝たなくてはならない…勝って反省して次につなげるのが鹿島アントラーズだと思っている。

目の前のタイトルは全力で取りに行くのが鹿島アントラーズでしょ?

ACLを獲得するために大量補強をしたんでしょ?

それが過去3年間のACLへの挑戦での失敗から学んだ事じゃなかったの?

一部で小笠原メンバー外の是非の議論があるみたいだけど、ACLの為の温存だったとしても、リーグ戦はリーグ戦で、出場したメンバーは勝利以外に求めるものはないはず。

内容が悪くても1点差で逃げ切ることは可能だったでしょ?間違いなく。

いやいや、内容が前半から後半途中までは優位に運んでたからこそ、この怒りは収まらないんだよ。

ZICOがいたら、あんな試合を絶対許さないはずだからね。

ブラジルでは鹿島アントラーズを今でも『ジーコのチーム』と形容する。

僕はジーコが住友金属に加入した91年から鹿島アントラーズが好きだったし、そのジーコの功績があるから今の鹿島アントラーズのチームカラーにつながったわけでしょ?

特にサポーターには、『次』とか『切り替え』とかって軽々しく言って欲しくないんだよね。

リーグの首位に立つまでは『まだまだ!』ってスタイルでいて欲しいし、ACLに関しても、絶対に獲るんだ!PK戦にもつれ込んでも勝ちきるんだ!って空気を与え続けてほしいと思っている。

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2011年4月 9日 (土)

マルキーニョス

2007シーズンから2010シーズン、鹿島でプレーしたマルキーニョス。

個人的にはジーコやレオナルド、ジョルジーニョといったセレソン、なおかつワールドカップ経験者に匹敵する活躍を見せてくれた選手だと思っている。

2011シーズンは仙台に移籍。

しかし、震災の影響で退団との報道が出ている。

http://www.gazetaesportiva.net/noticia/2011/04/atletico-mg/atacante-marquinhos-cambalhota-deve-ser-o-proximo-reforco-do-galo.html

ブラジルで影響力のあるGLOBOでは情報がまだ流れていないし、比較的信憑性の薄いガゼッタ・エスポルチーヴァ誌だったので、疑問もあったのだけれど…

友人にその件で電話したのが11時50分。

そして日刊スポーツに記事が出たのが11時51分

http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20110409-758873.html

個人的には、カシマスタジアムで大ブーイングで迎えたかった。

それが最大の恩返しでしょ?

2007シーズンの柏でのアウェーで、ロスタイムに佐々木竜太からのクロスを決めた勝負強さとか、2008シーズンの得点王、MVPの活躍とか、2009、2010シーズンは他チームから厳しいマークを受けても2ケタ得点を挙げたこと…そういったFWとしての勝負強さだけでなく、日本のスタイルに合ったフォアチェックでの守備での貢献は、誰もが認める事。

彼は2007シーズンにチーム最多得点を決めて優勝に貢献したのに、ベストイレブンにも選出されず、当然MVPにも選ばれなかった。

それが本人はもの凄く悔しかったみたい。

そして、2008シーズンは得点王、MVP。

あの年は、リーグが終わった後にJリーグアウォーズまで時間があって、天皇杯で敗退してしまった為に鹿島のブラジル人選手はリーグ終了後に帰国してしまったんだけど、マルキーニョスはJリーグアウォーズまで残ってたんだよね。

そしてその間、日本で自主トレに励んでた。

公にオフで休んでても誰も何も言わないのに。

Jリーグアウォーズの翌日に帰国の際、成田空港で、

『来年は30点取って得点王でしょ?』

と声をかけると、

『30点は難しいけど、25点ならできる…』

と、真面目に答えてくれたことがあった。

2009シーズンは厳しいマークにあって、それは実現しなかったけれど、ACLのホームでの水原三星戦のプレーは素晴らしかった。

ハットトリックはならなかったけれど、終了間際のポストに当てたループは鳥肌ものだった。

また、私生活でも乗ってた車がポルシェのカイエンだったり、フェラーリだったり…ルックスを含めてかっこいい選手だったよね。

レオナルドとは違ったかっこよさっていうかな…本当に魅力のある選手だった。

怪我や年齢からの疲労等で、どうしても休むことも多かったけれど、鹿島アントラーズにとって大きな貢献をしてくれた選手であることは間違いない。

できることなら…カシマスタジアムのピッチに立つマルキーニョスが見たい。

本気で思う。

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Kuma_377 2008シーズンJリーグアウォーズ翌日に帰国する際の写真です。

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2011年1月18日 (火)

最後のチャンス

結構前の話になっちゃうけど…

鈴木隆行がレッドスターに移籍する前、正式にオファーがある前に、鈴木隆行は某スタッフに連絡して1月の2日から誰もいないクラブハウスのピッチで自主トレを始めたんだって。

さすがに普通じゃ考えられないでしょ?

『これが最後のチャンスかもしれない』

って某スタッフに電話をして、お願いしたんだって。

その後正式にオファーを受けて移籍という流れになったんだけど、国内だけでなく海外を含めて移籍をたくさん経験してきた彼だからこそのエピソードかもしれない。

『師匠』とかって皮肉を込めて呼ばれたり、記録よりも記憶に残るタイプの選手だけど、今でも人知れずプレーし続けてるわけで。

本当の意味でのハングリーな選手って彼みたいな選手でしょ。

個人的には大迫に、そういう背中を見て欲しいなって思うんだよね。

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2011年1月17日 (月)

2011シーズンのアントラーズに望むこと

天皇杯決勝からだいぶ経ってしまった。

こういうブログ等は時事ネタのほうが面白いだろうし、今更その試合の感想を書いたところで皆さん面白くないでしょう(笑)

まあ、後でデータ等を録画で確認しても、前半は清水にシュートを2本、しかも枠外にしか打たせてなかったみたいだし、実際サイドからヨンセンにクロスがほとんど上がってこなかったから怖くなかったよね。たまにヨンセンにヒヤッとするボールが上がってきたのも、小野からアーリー気味のクロスで得点に直結するものではなかったし。

後半失点しても『まあ簡単には勝たせてくれないよな…』ってスタンドで連れにつぶやく余裕があったし(笑)興梠が決定機を外した場面でも、いつか決めてくれるだろうなって空気が出てたしね。野沢がFKを決めて、『ああ、もう終わったな』って思えたし。

って、旬の過ぎた話はここまでにして(笑)

2011年、鹿島アントラーズに望むことを個人的に書きたいと思う。

まずはACL優勝でしょ。

文字通り悲願の優勝を果たして欲しい。

いつも全タイトル制覇の話をするんだけど、最低限、今年はACLを制覇して欲しい。

言うまでもないでしょう…クラブW杯でアントラーズが見たいんだよ。

天皇杯決勝でさ、浦和サポと思われる人が、

『鹿島がACLに優勝しないと認めない』

とかって言ってたの。

あんまりいい気はしなかったよね。

やっぱり浦和とG大阪はACLに優勝してるけど、鹿島はベスト8止まり。

そりゃあ、言われてもしょうがないよ、悔しいけど。

個人的に、選手層を考えても2008か2009シーズンでACLに勝てなかったら厳しかったと思ってた。だから2010シーズンにACLで敗退したのも、2009シーズンよりもガックリはしなかった。

そうすると、2010シーズン以前からの選手層との比較から考えてみないといけないよね。

2010シーズンはイ・ジョンスをACL対策で獲得したと言われていたけど、田代とダニーロの放出により、攻撃面の高さのオプションとしては駒が足りなくなったのは事実。

イ・ジョンスは守備だけでなく、セットプレーでは貴重な得点源になったけど、やっぱり重要なのは流れの中だと思うから、ある程度ターゲットになれる選手が前線にいることがいかに重要かと思い知らされた。特にビハインドを追ったときや、ホームアンドアウェーという大会の性質、特に決勝トーナメントに入ってからは、パワープレーは重要だと思う。

今期は田代の復帰に加え、190cmのFW、カルロン(彼はヘディングは大きさの割に強くないという噂があるけれど…)が加入。特にACLの決勝トーナメントで中央アジア勢やオーストラリアのクラブと対戦する際には、必要な高さのオプションができる。

更に意外と評価が高くないけれど、千葉からアレックスを獲得したことで、4-3-3のシステムで左サイドからのクロスをある程度計算ができるようになる。アレックスは左のウイング、サイドハーフ、サイドバックといった複数のポジションでサイドアタックが計算できる。しかもプレースタイルはドリブラーというよりも、シンプルにクロスをあげてくれるので、中でも合わせやすいと思っている。

たまたま千葉の試合を見る機会が何度かあったので、アレックスの印象は強い。しかも右ウイングとして、右サイドから中に仕掛けるようなプレーや、アーリークロスといった対応もできる。またセットプレーのキッカーしても計算できる。

福岡や柏ではヴォランチでプレーしているし、鹿島の4-4-2で流動的に中盤とサイドバックが絡むようなシステムにも順応できるのではないだろうか?

※余談だけど、アレックスは双子で、双子の兄アランは北九州でもプレーしていた。本人は『兄と同じチームでプレーするのが夢』と言っていたらしい。

後は79年組に追いつき、追い越す選手、特に中盤の選手の台頭かな。

個人的には小谷野がどれぐらいできるかに期待している。

川島が山形にレンタル移籍したことで思ったけど、小谷野はユースからトップに昇格してから5シーズン目を迎える。ある意味スタッフからも期待されているからこその今シーズンだと思うし、昨シーズン以前からも技術的には非常に面白い選手だと思っていたから尚更だ。

また、遠藤も昨年のACLでは活躍したし、リーグの序盤ではかなりインパクトを与えていた。しかし、コンスタントに活躍ができなかった…今期は本山、野沢、フェリッピの3人に、遠藤、増田、小谷野がどれだけポジションを脅かすことができるか?興味深い。

新卒の選手達に関しては、直接見てみないとわからないこともあるだろうけど、基本的には2年目以降なのかな?と思っている。

数年前にあるブラジル人選手がぼやいていたことがあった。

『どうして日本人の選手は、紅白戦で激しくプレーしてアピールしないんだ?』

実際にそのシーズンに紅白戦を見て、もっとやりあってもいいんじゃないか?という印象を持ったことがある。しかもそのシーズンは優勝からは縁が遠かった。

対戦相手のことを分析することも大事だし、戦力を補強することも大事。しかし日頃の練習から更にそのポジションを争い続けることが一番重要なんじゃないか?って思うんだよね。

2007シーズンにリーグ優勝したとき、オリヴェイラ監督の手腕がクローズアップされたけど、実は以前の甘かったポジション争いから、各ポジションのレギュラー争いが激しくなったことでチームは確実に強くなったと思う。

2007シーズン初めの2トップは柳沢とマルキーニョスだったけど、シーズンを通じてポジションを譲らなかったのはマルキーニョスで、2トップのもう一人は柳沢が怪我で戦列を離脱すると、田代、興梠、佐々木…全てのFW登録の選手が試合で結果を残していた。

ヴォランチも小笠原が復帰した後、累積で小笠原が出場停止になっても船山が穴を埋めた。

CBはファボンが骨折した後は大岩がいたし、攻撃的MFではダニーロの不調で怪我から復帰した野沢や本山、増田と、基本的にはかなり各ポジションで争いがあったことがわかる。

更に噂されている本田拓也の獲得が実現すると、守備的MFの層もぶ厚くなる。今まで以上、もしかしたら外国人選手に依存気味だった第1期、第2期黄金時代以上の選手層があるのが今シーズンだし、しっかりとチーム内で切磋琢磨することができれば、最低限ACLを獲得し、尚且つ国内タイトルを獲得することができるんじゃないか?という期待が持てる。

ただ、心配なことがないわけではない。

前後するが、1年目の選手は特に『入団したら特別なことがない限り3年は面倒見る』という鹿島の方針を逆手にとって、甘えてしまうことが、実はチームにとってもマイナスになるということを強調しておきたい。

特にあれだけ高校選手権で注目された柴崎は、1年目からレギュラーポジションを奪うために戦って欲しい。野沢、本山越えを本気で狙うことが必要だろうし、クラブも発破をかけて欲しい。

過去のエピソードを交えて長々と書いたけれど、

『どうして日本人の選手は、紅白戦で激しくプレーしてアピールしないんだ?』

と、過去在籍したブラジル人選手がぼやいていたシーズンは実際タイトルが取れなかった。

4シーズン、大きな貢献をしたマルキーニョスが退団した。今シーズンも残留したとしたら、それなりに活躍もできただろう。

そんなエース格の選手を放出したにも関わらず、今シーズン(2011シーズン)はそれだけの選手層がある。だからこそチーム内で正しくポジションを争うことができれば、タイトルが獲得できないはずがない。

ある意味言い訳できないシーズンだ。だからこそサポーターもいつも以上に声援を贈るだけでなく、厳しい目で見つめようじゃないか!

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2010年12月31日 (金)

2010天皇杯準決勝、FC東京戦

準々決勝の名古屋戦は、相手がベストメンバーじゃなかったのもあって、同点に追いつかれてもすぐ取れるだろうって空気があって、実際大迫のゴールで勝ったけど、この準決勝のFC東京は、そんな甘くない相手だったね。

このFC東京だったらJ2に落ちなかったって思った人多いでしょ?実際面白い試合になったよね。


岩政の負傷でそのまま大岩がスタメン。残念ながら連携不足な部分が目立ったかな。

失点のクロスを上げられる前のプレーも、大岩が一度寄せるのを躊躇してる。確かにあの場面は数的不利だったからがむしゃらにアプローチして中央に行かれるリスクを作る必要はなかったけど、もう少し外に大岩が追い出せてたら、クロスが上がってもアンカーの選手が中央に入る事ができて平山には楽にやらせなくて済んだかな。急にそんな連携を求めるのは酷かもしれないけど、実際青木がアンカー、中田浩二がCBに入ったら安定したもんね。

中盤ではフェリペも良かったんだけど、フェリペの負傷交代?で入った本山がかなり効いてたね。FC東京の米本が退場になった後は中盤を制圧してた。これもキーになったね。

後半から延長は、石川直宏を宮崎が抑えたのもあり、後は攻撃陣が決めるだけ…ってそんなシチュエーションをなかなか決められなかった中、ラストチャンスで興梠がよく決めてくれた。

勝ったし、同点ゴールは決めたんだけど、だからこそ大迫に敢えて苦言。

やっぱりシステム的な問題でアウトサイドに開いたシャドー的なポジションに入るとしても、やはり大迫の勝負するところはエリア内でしょう?エリア内でシュートを打つ機会が増えないと、決まるゴールも決まらないよ。

大迫に求めてるのはやはりゴールじゃない?高校生の時だって『待望の大型ストライカー』って触れ込みだったんだから、そういうプレーを求めたいんだよね。

宮崎のクロスをヘッドで決めたああいうプレーができるんだからさ、やっぱり大迫が生きるのはエリア内だと思うな。


実は他にも長々と試合に関して書いたんだけど、決勝を前にアップできなきゃと思って簡潔にした(笑)


遂に久しぶりの決勝…やっぱり豪快に勝って欲しいね。

天皇杯の優勝だけじゃなく、ACLの出場権を是非とも勝ち取って欲しい。
その為には…マルキーニョスに代わる得点源が必要。興梠と大迫にはその得点源になってもらわなきゃね。

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2010年12月26日 (日)

2010天皇杯準々決勝、名古屋戦

リーグ戦を制した名古屋、4連覇を逃した鹿島。

ここ数年と今年のリーグの結果から判断すれば、このカードは注目のカードと言えたかもしれない。

でも、申し訳ないけど面白いとは言えなかった。

鹿島アントラーズが好きだし、勝って嬉しいんだけど手放しでは喜べなかった。

名古屋は主力が大量に欠場。勝って当たり前とさえ思っているのはサポーターも同じだっただろうし。

序盤は鹿島が名古屋のストロングポイントのサイドアタックを封じるために、全体にコンパクトなブロックを作り、サイドチェンジをさせないようにボールのあるサイドにプレッシャーをかけてたから、縦へのカウンター以外はそんなに怖いと思わなかった。

杉本恵太みたいな選手を活かすために、もっと縦に早かったら怖かったんだろうけど、チームとしてやってきたことを大きく変える事はできなかったんだろうね。

フェリッピ・ガブリエウ(ブラジル的な発音がこちらのほうが近いので…)が今日はかなり攻守に渡って貢献してたと思う。タッチライン際でかなり潰してたことと、中盤からアタッキングサードに入るあたりでのドリブルがリーグ戦の時からできてたら…と思うと複雑な気分だったけど…来シーズンも噂通りなら鹿島でプレーするだろうから、今日みたいなパフォーマンスを発揮してほしいと思うな。

そんな中で気になった点が2つある。

1つは2010シーズン、特に夏過ぎからは全体に運動量が落ちてからの全体のパフォーマンスの低下が極端だった。

特に小笠原は2007シーズン途中でイタリアから帰ってきたときのパフォーマンスは素晴らしかったけれど、2008シーズンに前十字靱帯断裂で負傷離脱してから、2009シーズンに見事に復活を遂げたように見えたけれど、やはり自分の目には瞬間の強さとか、スピードとか、粘り強さとか…やっぱりガクッと落ちちゃったかな?って思う。

2008シーズン序盤の、中盤の底からピッチ全体にボールを配給するミドル、ロングパスは、今シーズンは極端に見られなくなったしね。

そんなんで、今回の名古屋戦も、小笠原がどうしても守備から攻撃のスイッチが入るときに展開が小さいのが気になってしょうがなかった。スケールが小さくなっちゃったな…っていうか。

終盤は守備でも貢献してなかったし…アンカーの中田浩二が中盤の底だけじゃなくてCB間のギャップを埋めるためにかなり気を使ってたけど、バイタルエリアとかを埋める事ができなくて、さすがに見ていて冷や冷やさせられたし。

青木を投入したのは、そういったDFラインの前のスペースを埋めるための手段だったんだと思うんだけど、やっぱり交代策は最後の手段だと思うからこそ、中盤の守備に関しての意識がもう少し90分に近い時間続いてくれないとなって感じる。

もう1つは大迫。

残念ながら、伸びてない気がする。

1年目の荒削りな印象と比べて、技術っていうかボールが収まるようになったし、ドリブルでもボールが持てるようになったと思うけど、肝心なシュートの意識やゴールへの意識がまだまだ足りないと思う。

シュートを打つまでの過程を考えるのも重要なんだけど、荒削りなあまり上手でない選手がゴールを決める時って、思い切りの良さだったり、シュートの意識の高さだったりするじゃない?そういう意味でも大迫は期待の大きさからしたら物足りないと言わざるを得ない。

気が付いたらチーム全体に押し込んでるときに、ペナルティエリアの外にいたりするからね…残念だよなぁ…。ドリブルでも外に行ったり、切り返してゴールから遠ざかっちゃったり。

あとは大迫はヘディングが身長の割に強くないこともマイナス。

あれだけの身長があって当たらないんだから参ってしまう。

セットプレーの時にもターゲットになるのは岩政や中田浩二になっちゃってるもんね…海外だったら『俺に合わせろ!』みたいなオーラを出してるFWの選手がエリア内に入っていくもんなんだけどね。そういう意味じゃ残念な要素だな。

興梠が伸びたのはマルキーニョスや柳沢の影響が大きいと思う。ボールのないところでの動きだしは柳沢から、献身的な守備やシュートまでの過程はマルキーニョスから学んだんじゃないか?ってところがたくさんあるもん。でも大迫はマルキーニョスとかから学んだなってものを感じないんだよね。田代みたいなヘディングはできなかったとしても、身長の高くないマルキーニョスや興梠が何故ヘディングに勝てるのか?とかも学ばないといけないと思う。

モナコ移籍の噂も出てきてる大迫だけど、クラブも本当に大迫が大事な選手だと思うんだったら、ジーコのパイプを利用して、ブラジルの厳しい環境で戦ったほうがいいんじゃないか?と思うんだけど。

大迫には鈴木隆行みたいな逞しさもないのかもしれないな。

鈴木隆行はCFZ(セントロ・フッチボウ・デ・ジーコ、ジーコのクラブ)への移籍だけでなく、国内外への移籍を経験しているのはご存じだと思うが、大迫にはその逞しさがない。

ジーコが日本に来た当初のように、厳しく指導されることと、生活水準も含めた厳しい環境を経験することが大事なんじゃないかな。

1対1の同点に追いつかれた直後に大迫がゴールを決めたけれど、正直手放しで喜べなかったな。

準決勝、対戦相手はFC東京。

今日みたいに簡単に裏を取らせてくれる場面は多くは無いだろうな。

仕事のスケジュール次第だけど…国立に行くつもりです。

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ブログ始めます。

鹿島アントラーズに関して思うことをブログで書いてみたいと思います。

まあ…偏りますけど、きっと(笑)

よろしくお願いします。

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